造影剤の激痛と、医者との温度差

闘病記録
僕の心血管(実写)

管が心臓付近に達したらしい。
血管の詰まりを見るため、「造影剤」を流し込むという。

■造影剤とは・・・
X線に写りやすくするための薬。これを流すことで、血管のどこが細くなっているかがモニターに可視化される。

ドクンッ。心臓が跳ねた。
昨日と同じ、心臓を鷲掴みにされるような激痛が再びやってきた。
痛い。心の中で叫んだ。

モニターを見つめる医者が、涼しい顔で聞いてきた。
「どう?痛くはないよね?」

……いや、痛いです。
どうやら一般的にはそこまで痛まないらしいが、
僕の場合は発作が完全に再現されていた。

心臓カテーテル検査の被ばく量は、
通常の胸部レントゲンの数百倍に及ぶという。
大量の放射線を浴びながら、もう二度とご免だと思った。

だが、地獄の検査を終えた後の結果説明で、
医者から告げられたのは、予想外の言葉だった。

「ステントは入れませんでした」