こんにちは、シンジです。
前回、地獄のような「心臓カテーテル検査」で、造影剤による激痛と、手術台の上での唐突な股間バリカンに耐え抜いたお話をしました。
検査の結果、私の心臓の血管が狭くなっていることが判明。
「ステント」を入れれば痛みが軽減することは知識として知っていました。
しかし先生から告げられたのは意外な言葉でした。
「シンジさんの血管には、ステントは入れませんでした」
……え? なんで? 見捨てられたの?
この記事では、私がステント治療を受けなかった(受けられなかった)理由と、少しホッとした理由をお話しします。
検査結果。私の血管にステントを入れなかった理由
原因は「細い血管」
カテーテル検査が終わり、病室で医師からの説明。
造影剤を流し込んで分かった私の心臓の状況。
それは、心臓の太いメインの血管ではなく、そこから枝分かれした「細い血管」が3箇所ほど狭窄(きょうさく=狭くなっている状態)しているというものでした。
ステントは「太い道」専用という事実
狭心症の治療といえば、細くなった血管を金属の筒で内側から広げる「ステント留置術」が知られています。
それはカテーテル検査の前に説明されます。
狭窄部が見つかればステントを入れるものと思っていました。
しかし、先生曰く「ステントはある程度『太い血管』じゃないと入れられない」とのこと。
つまり、血管が細く「ステント留置術の適応にならなかった」のです。

細くなった血管を風船で広げ、その内側に「ステント」と呼ばれる金属製の網状の筒を置いて血流を保つ治療法です。
(※詳しい図解などは [国立循環器病研究センターの解説ページ] をご覧ください)
「えっ、じゃあこの詰まりかけの血管はどうなるの?」
私は強烈な不安に襲われました。
治療されない不安から一転。「ホッ」とした理由
「血液サラサラ薬」のリスクベネフィット
最初は「治療してもらえないの?」と絶望しかけましたが、退院して色々と調べていくうちに、考えが変わりました。
その最大の理由は「薬」です。
ステントという「異物」を血管内に入れると、体がそれを異物とみなして血栓(血の塊)ができやすくなってしまいます。その血栓が血流にのって細い血管で詰まる可能性があります。
それを防ぐために、ステントを入れた患者は「血液をサラサラにする薬(抗血小板薬)」を長期間、場合によっては一生飲み続けなければならないそうです。
小さなケガが命取り? 薬の厄介なデメリット

血液サラサラの薬を飲むということは、血が止まりにくくなるということです。
別の病気で胃腸の手術や歯の抜歯が必要になった時に、非常に面倒なリスクを抱えることになります。
ステントを入れれば「狭窄による胸の痛みを改善する」ベネフィットがありますが、一方で「血が止まらない(止まりにくい)」リスクが発生します。
一長一短ありますが、今のところはステントを入れずによかった、と思っています。
ステントを入れないで治療する方法。それはまた後日。
