同意書と冷たい宣告

闘病記録

昨日、ただ駅前を歩いていただけなのに、
心臓を鷲掴みにされるような激痛に襲われた。

這うようにして病院へ駆け込んだ。
心筋梗塞ではなかったらしい。
だが、医者は淡々とこう宣告した。
「明日、痛みの原因を調べるためにカテーテル検査をします」

検査当日。
渡された同意書には「インフォームド・コンセント」という名目で、
最悪のシナリオが事務的に並べられていた。

穿刺部位の出血。
造影剤による腎障害。
急性心筋梗塞。
そして、死亡リスク。

「あ、やっぱりやめます」
喉まで出かかった。

昨日あんなに死にかけたというのに、
検査の紙切れに怯えて逃げ出そうとしている自分が、
ひどく無様に思えた。

>手首のぬるま湯と無様な事実